ゴキブリ

ゴキブリを家の中から根こそぎ退治するためには相当な苦労と努力が必要です。例えば、すでに住居内に侵入しているゴキブリの退治から、ゴキブリが侵入しそうな侵入口を塞ぐ必要もあります。

また、ゴキブリが好むエサや食べ物のカスを床にこぼしっ放しにするといった生活パターンも改める必要があります。ここでは、そんなゴキブリの駆除方法について詳しくご紹介いたします。

ゴキブリの生態を知ろう

ゴキブリの恐るべき生命力

ゴキブリは、水さえあれば90日間は生きるといわれています。それだけ、体内にいろんな栄養分を蓄えておくことができるということです。それはちょうど太っている人の体脂肪が、運動エネルギーの役目をするのと同じようなものです。

言い換えれば数ある食べ物の中でも水がないと、どんなに生命力のあるゴキブリでも生き続けることができないということを意味しています。

もちろんそれは人間においても同様の話です。そのため、ゴキブリが水を摂取するような所にゴキブリ撃退器を設置しておくと、そこからは大切な水が摂取できないということにもなります。

もちろんそんなことにでもなれば、それこそどこか他の家に移動してしまうでしょうね。

人を悩ませているゴキブリはわずか2種類

一般家庭や飲食店などに侵入して、いろんな被害を与えているゴキブリは、クロゴキブリとチャネバゴキブリというわずか2種類だけです。その中でも多くの人を悩ませているゴキブリは、チャネバゴキブリであるといわれています。

このチャネバゴキブリは成長が早い上に、ゴキブリ用の殺虫剤などに対する抵抗性もできやすいといいます。

それからクロゴキブリは飛ぶこともできますが、チャネバゴキブリは飛ぶことはできません。全く正反対の習性です。

その代りチャネバゴキブリは、時速300?のスピードで走ることができます。そのため、追いかけて捕まえることは不可能です。

ゴキブリを家に入れないための徹底対策

ゴキブリの侵入口を塞ぐ

ゴキブリを駆除する上において一番要となるのが、ゴキブリが住居に侵入してきそうな侵入口を塞ぐことです。

例えば、排水口・上下水道のパイプやパイプを通す穴の隙間・換気扇や通風口・エアコンの配管ホースや配管を通す穴の隙間などが挙げられます。

こうしたゴキブリが住居内に侵入しそうな所を塞がないと、家の中のゴキブリを駆除してもゴキブリの数が一向に減りません。

また排水口には、水道やトイレ・洗面所・お風呂などいろいろあります。従って、それらの全ての侵入口を塞ぐ必要があります。とくに配管の隙間などは、パテでしっかりと埋めておくことが大切です。

玄関や窓の開けっ放しも厳禁

夏の暑い日などには、昼間玄関や窓を開けっ放しにしているお家があります。もちろんそんなことをしたら、ゴキブリだけでなくネズミやイタチ・ムカデなど様々な害虫が家の中に侵入してしまいます。

とりわけ、マンションやアパートなどのベランダ側の窓は、ゴキブリが侵入する定番の入口となっています。

そのため、網戸などで開けっ放しの状態でも害虫が入れないような工夫をする必要があります。こうした様々な害虫の侵入口を塞ぐということは、害虫駆除をする上において最も重要な要ともなる内容です。

その他の詳しい記事はこちら → 虫を寄せ付けない家づくりのポイント

ゴキブリを家で発見した場合の対処法

市販のゴキブリ用殺虫剤で駆除する

ゴキブリを駆除するためのものには、粘着タイプのものから毒エサタイプのものまで様々な商品が販売されています。とくに毒エサタイプのものは、毒エサを食べた成虫の卵まで死滅するので大変効果があります。

また、粘着タイプのものも夜ゴキブリが徘徊する際に、しっかりとゴキブリを捉えてくれるので翌朝にはその効果がハッキリと確認することもできます。また、バルサンもゴキブリだけでなくその他の害虫にも効果がるのでおススメです。

ゴキブリの幼虫や卵の駆除

すでに家の中に侵入しているゴキブリに対しては、家の中を歩き回っている成虫のゴキブリを退治するだけではダメです。それらのゴキブリの巣には、卵や幼虫なども数多く生息しています。そのため、卵や幼虫の駆除も行う必要があります。

そのため、卵を抱えている成虫に毒エサを食べさせることで、成虫だけでなく卵も死滅させる必要があります。

もちろんそうするには、毒エサ以外のゴキブリのエサとなるものを全部排除することが大きなポイントとなってくるのは言うまでもありません。

まとめ

ゴキブリ対策には、今回ご紹介したような侵入対策・ゴキブリ駆除・巣の駆除など3つの重要な対策が必要です。ぜひとも今後ご自分のお家でゴキブリ駆除をする上において参考になさってみて下さい。