網戸に止まる虫

夏の季節になると、アウトドアを楽しむ方も多くなりますが、それと同時に注意が必要なのは様々な害虫対策です。とくに、蚊やアブ・コバエ・ゴキブリなどは代表的な害虫といえます。

ちなみに近頃では、やけど虫による被害も多発しているといいます。実に厄介な害虫が現れてきましたが、ここでは住居に侵入されない害虫対策ということで詳しくご紹介いたします。

一戸建て編

網戸の盲点

網戸は、家の中から向かって右側にするというのが一般的です。それに対して、網戸を左側にしてしまうと、窓と網戸との隙間ができてしまうようになります。

もちろんそうなると、網戸と窓との隙間からいろんな虫が家の中に侵入してしまいます。
網戸の盲点はまだあります。網戸をしているからといって安心していてはいけません。

例えば、蚊やハエは網戸の目をくぐり抜けることはできませんが、コバエであれば網戸の目が粗いとくぐり抜けてしまいます。

とくに18メッシュの網戸の場合には、網目の大きさが1ミリ以上になってしまいます。そのため、1ミリ以下の24メッシュがおススメです。

蛍光灯照明からLED照明に替える

虫は光に集まるという習性があります。もっと厳密にいえば、光に含まれている紫外線に引き寄せられてくるのです。

そのため蛍光灯や白熱灯は、紫外線を発するので虫を引き寄せているようなものです。一方、今流行りのLED照明の場合には、紫外線をほとんど発することはありません。

そのため、虫を引き寄せるという心配が要らないのです。とはいっても全く虫が寄らないというワケではありません。引き寄せられる虫の量が減るという程度です。その代わり、以前のような蛍光灯や白熱灯よりも断然効果はあります。

集合住宅編

虫対策は物件選びから

アパートやマンションなどの集合住宅に住む場合には、害虫が部屋の中に入りやすい物件は避けたほうがよいといえます。例えば、隙間の多い昔からの古い木造住宅、あるいは近くに林や草ムラが多い地域などの物件は避けるべきです。

その他にも、1階よりも上の階のほうがムカデ・ゴキブリ・ネズミなどの被害がより軽度になります。さらには、隣に飲食店などがある場合にも残飯にいろんな害虫が引き寄せられてくるので、二次災害を蒙りやすいといえます。

住む前に行う虫対策

集合住宅の場合、ゴキブリを始めとしていろんな害虫が侵入する経路はベランダです。

例えば、ハエや蚊など飛び回る虫は窓から侵入してくるし、ゴキブリやゲジゲジなどは洗濯機用の排水溝などから侵入してきます。そのため、荷物を運び入れて住む前にこれらの虫対策を十分にしておく必要があります。

 

ちなみに、網戸があっても破損しているという場合もあります。この網戸は、夏の季節であればあるのとないのとでは大違いです。そのため、網戸が破損していたり網目が大きいと蚊だけでなくコバエなども侵入してきます。

従って、網戸の修理や網目の細かい網戸に交換することが大切です。さらには、バルサンなどを焚いて、部屋にゴキブリやノミなどを寄せ付けないようにすることも大切です。

帰宅時に侵入する蚊の対策

自作の虫よけハーブによる蚊対策

帰宅した際に、衣服に付いた蚊に侵入されてしまうというケースがよくあります。そのため、衣服に蚊が付かないような対策も必要です。

それには、自作の虫よけハーブがおススメです。ちなみに虫よけ効果のあるハーブには、いろんな種類のハーブがあります。例えば、ペパーミント・ラベンダー・バジル・ローズマリー・マリーゴールド・カモミール・ローズゼラニウムなどです。

こうしたハーブのアロマ油と無水エタノール、それに水で手軽に虫よけスプレーを作ることができます。おまけに網戸に吹き付けたり、衣服や皮膚に吹きかけておくと蚊などが寄り付かなくなります。

しかも市販の殺虫スプレーなどとは違って、体にもやさしいオーガニックなアロマハーブスプレーです。

人の出入りを狙って蚊は侵入する

帰宅時だけでなく洗濯物を取り込む際にも、人や衣服・洗濯物・買い物袋などありとあらゆる物に張り付いて住居に侵入するのが蚊の習性です。

そのため、3階や4階など高層階は大丈夫といって安心してはいられません。
蚊は、コバエのように粗い網目を通り抜けることはできませんが、玄関や窓の開け閉めの際に侵入されてしまう恐れがあるのです。

従って、ドアを開ける前に衣服を手で払うということも大切です。それに例え1分程度とはいってもドアの開けっ放しもNGです。

その他の詳しい記事はこちら → 夏いちばんのやっかいな虫、それは蚊

まとめ

虫は知恵を使って人に危害を加えるワケではありませんが、その習性というのも実に様々です。今回ご紹介したような内容を参考にしながら、害虫に侵入されない住まい環境というのを心掛けてみてはいかがでしょうか。