夏になると、外での楽しいイベントが沢山あります。それと同時に厄介なのは蚊です。おまけに、蚊に刺されやすい人とそうでない人とがあるといいます。
例えば蚊というのは、人が排出する二酸化炭素や汗などに吸い寄せられるという習性があります。そのため、体臭がきつい人や太っている人、スポーツマンなどは要注意です。
ここでは、そんな夏の害虫・蚊について詳しくご紹介いたします。
目次一覧
蚊の侵入経路
意外と盲点になりやすい網戸と窓枠の隙間
夜中になると、ブーンと蚊の羽音が耳元ですることがあります。それで思わず起こされてしまうということさえあります。その後窓には網戸がハメてあるのに、どこから入ったのかな?と思わず首をかしげてしまいます。
そんな時には、網戸と窓枠との隙間をチェックする必要があります。この網戸と窓枠との隙間というのは、意外と盲点になっていることがよくあります。
とくに近頃の網戸というのは、従来よりも軽くなっているのでちょっとした反動でも窓枠との間に隙間ができやすくなっています。そのため、網戸が破れているかどうかというチェックだけではダメです。
エアコンのパイプの隙間や換気扇
エアコンの室外機からのパイプと壁材との間に隙間があったり、換気扇の隙間からも蚊が侵入してくることは考えられます。さらには、家族が玄関や勝手口から入ってくる際に衣服に蚊が張り付いているというケースも考えられます。
蚊自体は、巧妙なことは考えてはいませんが、あくまでも本能のようなものでそうした行動に出ます。とくに蚊の場合、人間が口や鼻から排出する二酸化炭素や汗などに吸い寄せられてくるという習性があります。
そのため皮膚に直接たからなくても、衣服に張り付きながら血を吸う機会を狙っているのです。
蚊を家に入れない方法
家の周りにボウフラが湧くような水場を作らない
蚊の行動半径というのは意外と狭いのです。おおまかには十数メートルといわれています。そのため遠いところからやってきて、家の中に侵入するということはまずあり得ません。
家の中に蚊が侵入するという場合には、家の周囲数十メートル圏内にボウフラが湧くような水場があるはずです。
さらに蚊にとっては人や動物の血だけでなく、植物の樹液や蜜なども大切な食糧源です。そのため、家の周囲に草ムラや林などがある場合でも侵入されやすくなります。
そうはいっても、林の樹木を伐採することはできません。その代り、草ムラくらいは除草しておくと随分と被害も少なくなるのではないでしょうか。
外から出入りする際には要注意
蚊は、ゴキブリのように家の中の食べ物が目当てではありません。人間そのものが蚊にとってはエサのようなものです。とくに外で飛び回っている蚊は、人が帰宅した際に汗や二酸化炭素を感知しながら飛びついてきます。
そのため人の衣服や買い物袋にくっ付いて来たり、あるいは洗濯物の出し入れの際などにも、空けた扉から容易に侵入してしまいます。そうしたことから、玄関の扉を開ける前に衣服を払ったり、玄関や窓は長い間開けっ放しにしないということも大切です。
その他の詳しい記事はこちら → 虫を寄せ付けない家づくりのポイント
蚊が家に入った時の対処法
蚊専用の殺虫剤を使う
アースノーマットや金鳥リキッド・押すだけベープなどの殺虫剤は、すでに家の中に侵入している蚊には大変効果があります。おまけにこうした殺虫剤は、赤ちゃんや妊婦さんには大丈夫で蚊に対してだけ殺虫効果があるといわれています。
ちなみに、健康に対して人一倍敏感な方というのはどこにでもいらっしゃいます。もちろんそんな方は、市販の殺虫剤など使うことはまずされないでしょうね。
ところが、そんな方にも安心してお使いいただけるのがアロマオイルです。例えばレモンユーカリやゼラニウムなどのアロマオイルは、蚊などに対する退避効果があるといわれています。
扇風機の退避効果
蚊は、どんな体制からでも瞬時に離着陸を行ったり、着陸地点も垂直だろうが逆さまだろうがお構いなしです。
近頃のCMでは、俳優の笹野高志さんが蚊は壁に張り付いているとよくおっしゃっています。そのくらいに蚊というのは、飛んだり張り付いたりする能力に長けているのです。
ところが、人がフーッと息を吹きかけただけでもすっ飛んでしまいます。そのため扇風機の風を当てているだけでも、その人に蚊は寄り付くことすらできません。とくに夏場は、蚊専用の殺虫剤だけでなく、こうした扇風機も蚊を寄せ付けない退避効果が期待できるのです。
まとめ
蚊に刺されると皮膚が赤く腫れあがります。とくに女性の方が蚊に刺されていると、オシャレな服を着ていてもみっともないですね。今回ご紹介したような内容を参考にしながら、蚊対策に取り組んでみるのもよろしいでしょうね。